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酔生夢死の世の中を渡るには、それなりの覚悟と知恵がいる。そんな覚悟も知恵もなく歩んできた人生の好きなことを、好きなように書き散らしました。

如露亦如電応作如是観 [エッセー]

如露亦如電応作如是観

 うつ人もうたるる人ももろ共に如露亦如電応作如是観(にょろやくにょうさおうさにょぜかん) 
 大内義隆

 言うまでもなく、この人は戦国時代の武将であったが、京都あるいは朝廷に憧れて独自の文化を築き上げた。結局は、部下の陶隆房によって攻め滅ぼされる。
 
 如露亦如電応作如是観という言葉は金剛経というお経にあるらしいが、門外漢の私には詳細は分からない。この言葉の意味するところは、人生は露の如く、また雷の如く儚いものだという意味である。
 
 その昔は人生五十年といった。平均寿命が伸びた現在でも、たかだか八十年前後の命である。どんなに長く生きたとしても、せいぜい百二十年程度の人生である。心臓の鼓動が20億回鬱程度、あるいは成人になるまでの5倍の期間と言われていいる。ヒトは成人になるまでは25年を要するらしい。

 いずれにしろ、地球ができてからの長さに比べれば、まことに一瞬の長さでしかない。しかも、ヒトは進化の過程でどうしても癌が発生してしまうような体になった。最近では、癌は老化の一種だとも言われる。考えれば、自分の体の中で発生することであり、決して最近やウィルスのような外部からもたらされたものではないので、納得のいく話ではある。
 
 そんな偉大な地球に対して我々人間は非礼を働いていないか。自然が長年かけて造成した森林をむやみやたらに伐採し、先祖が長い時間をかけて作り上げてきた水田を潰したり、耕作放棄したりして、その結果保水力が衰退した。それは、大洪水となって、結局人間に跳ね返ってくるのだ。
 
 日本の場合は、お金になるということで、雑木林を杉に変えてしまった。だから、森林の保水力がなくなり、すぐに洪水が起きる。これなど、自然に手を加えすぎて、人間が自然からのしっぺ返しを食らうわかりやすい見本であろう。

 また、温暖化が進行するにつれ、北極の氷塊が溶ける。すると、海中の塩分濃度に変化が起きる。塩分濃度が変化すると、海中の深層部ではさまざまな編が呼び起こされて、。やがては寒冷化につながると言われている。寒冷化に至るまでには数千年という長い時間が必要だが、地球は、そのような複雑かつ精巧窮まりない動きをしているのである。

 儚い露のごとき人生だからこそ、自然の脅威を忘れずに自然に対してまた人に対して謙虚な姿勢で生きていきたいものだ。



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